選び抜かれた高耐久・高品質素材を使用しているデイリー2WAYトートの姿を、5年間使用した製品と新品、修理後を比較してご紹介。

ハンドルを取り付ける金具が取れてしまったとのことで、修理をご希望のお客様より許可をいただいて撮影。仕事で毎日使用しているそう。

カバン全体を見比べると、本体生地であるバリスターナイロンが柔らかく変化していることがわかる。ただ、3年前に胴回りに芯材を入れるるアップデートを行ったので、保形については安易に比較することは出来ない。
バリスターナイロンの色味の変化や生地のほつれなどは見られない。

最も経年変化が顕著に見られる箇所であるレザーハンドル。
beforeに比べafterは柔らかさが増している。
コバ部分は若干の色褪せが見られ茶色く変化している。
ハンドルは伸びているが、ひび割れなどはなく艶も美しい。

フチのベジタブルタンニンレザー、底のオイルシュリンクレザーも同様に、コバ部分は若干の色褪せが見られ茶色く変化している。特に底革はシュリンクレザー特有のシボが美しく、beforeに比べafterは柔らかさが増している。

グリーンの内生地は5年間の使用で、時間とともに風合いが増し、味わい深い色へと変化している。

今回の修理内容は
ハンドル金具の外れに伴うレザーハンドル交換と胴回りへの芯材追加を実施。

ハンドルの金具が取り外すことができなかったため、新しいものに交換。胴回りに芯材を追加する為に外す必要のあった、縁のレザーも交換となりました。
芯材の追加で保形力が向上し、ハンドル交換でさらに良い仕上がりに。